『古臭いRPG』
中華圏では随分以前に発売されたゲームを日本語化したものだと思うが、現在の目で見ると、雑魚キャラと戦ってレベルアップしマップを歩き回ってイベントをこなすという昔ながらのRPGシステムに、グラフィックもいかにも古めかしい。
さらに言えばこのゲーム、「笑傲江湖」といえば欠かせないキャラクター「東方不敗」が既に死んでいるところからストーリーが始まっており、邦訳の小説本で言えば全7巻のうち6巻以降の話のみ。中華圏では金庸の小説は常識といっていいほど知られているため、長大な原作の一部だけを映像化するのは香港映画でもよくある手だが、それにしてもこのはしょり方は凄まじい。
中華圏では「笑傲江湖」のゲームは随分昔から出ており、この「笑傲江湖」はパート2、もしかしてパート3か??ウチにも数年前に入手した中国語版「笑傲江湖」ゲームが1本あるのだが、これは令狐沖(←本当は「にすい」)と田伯光が酒場で出会うところから始まっているのだが。